軽量ゲーミングマウス、G-wolves Hatiを“くわしく”レビューしていきます
この記事はG-wolves Hatiについて詳しいことを知りたいとてもマニアックな方向けの記事です
センサーや分解について興味がなくてざっくりと知りたい方はこちらを見てください
[/box02]評価:4.5 [jinstar4.5 color=”#ffc32c” size=”20px”]
マウス分解
[jin-iconbox01]マウスの分解・改造はメーカーの保証対象外になる可能性有。いかなる損失や損害などの被害が発生しても責任を負いかねます。[/jin-iconbox01]マウス分解について
[jin-iconbox06]G-wolves Hatiの分解は非常に簡単です。
マウスのお尻側のソールの裏側にある2本のネジで固定されています。ネジを外したらボトムシェルを手前側に引っ張ればトップとボトムシェルの分離ができます。
サイドボタンとその基板はトップシェルにネジ止めされており、メイン基板とは引き上げ式の小さなプラスチック部品で固定されています。
(無理に力を加えて引き上げようとすると壊れる可能性があるので慎重にやってください)[/jin-iconbox06]
シェル
[jin-iconbox06]G-wolves Hati Black Rubberは表面がラバーコーティングされており、非常に滑りにくく指紋や汚れが目立ちません。掃除や手入れも簡単です[/jin-iconbox06]
[jin-iconbox06]この個体は一応改良版の個体ですが、トップシェルの左と右のクリック部に、若干遊びが発生してガタつきます。サイドボタンについてはガタつきも強度的不安もなく良好です。マウスシェルに対し側面から圧力をかけたとき、シェルのきしみやたわみは発生しませんでした。[/jin-iconbox06]
センサー
[jin-iconbox07]公称通りPixart社製 PMW3360DM-T2QUセンサー搭載(センサー性能については後述)[/jin-iconbox07]
スクロールホイール・スイッチ
[jin-iconbox09]スクロールホイールはとても良好です。スクロール時、音が鳴りますがマイクが拾うほど大きな音ではありません。
凹凸の滑り止めもよく機能しています。使用者が意図しない偶発的なスクロールもありません。ホイールクリックに必要な力もほとんど要りません[/jin-iconbox09]
ケーブル
[jin-iconbox06]ケーブルは非常にやわらかくマウスの操作を一切邪魔しません。しかしパラコードの編み方とマウスパッド表面の凹凸との相性的な問題で特定のマウスパッドではケーブルが引っかかる可能性があります。(これはどのパラコードケーブルでもいえることです)[/jin-iconbox06]センサーテスト
環境
- OS:windows 10
- CPU:Core i9 9900K
- GPU:RTX 2080 ti
- マザーボード:Z390 Phantom Gaming 6
条件
- 使用ソフト:MouseTester ver 1.5.3
- マウスパッド:zowie G-SR-SE(新品)
DPI:400 Polling Rate:1000Hz
[2col-box] [2-left title=”xCount” style=”1″]全周期にごく微細なスパイクがあるが波形が安定している。ドロップ・ジャギーは確認できない。
[/2-left] [2-right title=”xSum” style=”1″]波形が破綻することなく正常にセンサーがトラッキングできている
[/2-right] [/2col-box]DPI:800 Polling Rate:1000Hz
[2col-box] [2-left title=”xCount” style=”1″]全周期にごく微細なスパイクがあるが波形が安定している。ドロップ・ジャギーは確認できない。
[/2-left] [2-right title=”xSum” style=”1″]波形が破綻することなく正常にセンサーがトラッキングできている
[/2-right] [/2col-box]DPI:1600 Polling Rate:1000Hz
[2col-box] [2-left title=”xCount” style=”1″]4800msあたりで小さなスパイクが発生しているが波形は安定。ドロップ・ジャギーは確認できない
[/2-left] [2-right title=”xSum” style=”1″]波形が破綻することなく正常にセンサーがトラッキングできている
[/2-right] [/2col-box]DPI:3200 Polling Rate:1000Hz
[2col-box] [2-left title=”xCount” style=”1″]全周期にごく微細なスパイクがあるが波形が安定している。大きなスパイク・ドロップ・ジャギーは確認できない。
[/2-left] [2-right title=”xSum” style=”1″]波形が破綻することなく正常にセンサーがトラッキングできている
[/2-right] [/2col-box]まとめ
評価:4.5 [jinstar4.5 color=”#ffc32c” size=”20px”]
全体的な品質は非常にしっかりしています。クリック部のほんのすこしだけのガタつきだけがマイナスポイントですが、ゲーミング用途においては何ら問題はなく、価格と品質のバランスが釣り合っているコストパフォーマンスかつ高品質のゲーミングマウスだと思います。